豚ガツのマーラーソース。四川料理もマーラーの味付けが多いが、西安料理の特徴は唐辛子のヒリヒリする辛さであるラーより、山椒の痺れるような辛さマーが効いている点。豚の胃であるガツの旨みがよく引き立っている。
また出た!カワマンタだ!!!(←第5回ブログ参照)
違います。これは小龍包です。しかも山椒のマーが効いた西安風です。
ソフトシェルクラブの山椒揚げ。要するに脱皮したての蟹さんだね。脱皮したての時期は自然界でも外敵に襲われやすいが、まさか人間に食べられるとはね。敵は本能寺だね。
蟹を食べると無口になるというが、それでも喋る熱中賞会員。喋るのも、食べるのも、飲むのも大好。…人間だもの。
男の子も千切って。
女の子も千切る。
えっ、何で千切ってるかって。
それは確かめて、見つけた貴方にだけ分かる素敵なサムシング!Come on!
豚白モツの唐辛子炒め。丸の唐辛子を炒めることで、唐辛子の辛さだけでなく香ばしさを加えるフーラーという調理法。西安料理が四川料理の流れを汲んでいることを覗わせる一品。
豚肉の味噌蒸し、蒸しパン添え。西安は中国の北方のため、基本は粉食文化圏。朝ご飯の定番がこの蒸しパン=マントウと味噌味の豚肉の組み合わせ。家庭では細かく切った肉を使うが、これは豚の角煮を使った屋台風。
ラムとトマトのエスニック炒め。シルクロードを通じてやってきたトルコ料理ですね、これは。にんにくのパンチが効いた味付け。
串焼きラムのズーラン風味。ズーラン=クミンをこれでもか!と効かせたウイグル風味付け。西安の街の一角にムスリム街があるが、その店頭では細い金串に差したこの料理がそこかしこと売られている。
西安宮廷料理フールーチー。豆腐の醗酵調味料である腐乳(フールー)で味付けした鶏(ジー)なのではないかと推測されるが詳細は企業秘密。腿肉の部分は特に美味。胸肉を食した皆さんごめんなさい。
トウミョウで一休み。(←左記のキャッチコピーは日本コカコーラ社に正式な許可を得た上で使用しています。)
西安風サンラー麺。山西省発祥の刀削麺を使って、味付けは酸味と山椒のマーが効いた西安風。やっぱり〆は麺に限る。バラエティに富んだ西安料理に一同お腹も舌も心も大満足。